“もものこぶんこ”に行ってきた。
もものこぶんことは、大阪阿倍野にある小さな図書館(文庫)。
絵本や児童書などが中心。
火曜日の午後と土曜日の午後が基本的な開館日だそう。
夏のイベントのときにきていただいて、
ずっと訪れたいとおもっていたけど如何せん火曜日も土曜日もライブラリーにいなきゃいけない。
けど1ヶ月に1回だけ”よふかしぶんこ”なるものがある。
毎月最終週の土曜日は23時まで開いているそう。
訪れたそこは、
ずーーーーっといてられる空間。
奥行きある空間で左に絵本、右に児童書がずらり。
じごくのそうべいなんかの懐かしい絵本から、
としょかんライオンなどの最近の絵本まで。
世界昆虫記や、痛快世界の冒険文学シリーズ、ミルキー杉山のシリーズなんかも!
むかし私をわくわくさせてくれたものが、たくさん揃っていた。
もものこぶんこは、現在河野さんという女性が中心になって運営している。
賛助会員の制度はあるが、家賃などは河野さんが払ってられるそう。
素敵な読書体験を子どもたちにしてほしいという、
強い想いがあるからできることなんだろう。
こんな場所小学生のときに近くにあったら入り浸っただろうな。
何がいいかって、
親があまり関与せずに自分の世界がそこにできることだと思う。
公共の図書館なんかはそれこそ大人の本も子どもの本もたくさんあるので、
割りと親と行くことが多いような気がする。
けどもものこぶんこはきっと親とは行かない気がする。
自分で訪れて、借りたい本をみつけ、
ときにはお姉さんとお話しもする。
お母さんもパートなんかで働いているからもものこぶんこが開いてる時間に子どもと一緒にいくことはあまりないけど、ちょっと気になるので開いてるときに立ち寄ってみる。
そこでお姉さんとおしゃべりをする中で、思わぬ子どもの姿を発見したりする。
こんな関係ややりとりがあるんじゃないかなーって妄想してた。
自分の世界があるというのは、
生きていいく上でとても強い要素になると思う。
けれどそれは完全に個人のものではなく間接的に
地域や家族とつながっている。
そんな役割の場所がちゃんと残っていくようにしたい。
もものこぶんこを訪れてそんな想いを新たにした。
もものこぶんこ:http://momobun.kiwamari.org/
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