私たちが”社会”に関わる方法として、何が思いつくだろうか。
働くことだって、選挙にいくことだって、
十分と社会参加である言える。
けれど働く場所や内容はそんなに簡単に変えることはできない、
選挙だってそんなに頻繁にチャンスはない。
(最近は割りと多いけれど、、)
そんな中私たちが日々生きていく中で、
あまりに日常に溶け込んでいてあまり意識しないけれど、
小さなその積み重ねはかなりの影響力を持つのではないかと、
最近ひしひしと感じるのが、お金である。
つまり、自分がその消費行動の中で、何に対してお金を払うのかということ。
その1回1回は少額かもしれないけれど、
現代社会において(日本のような国いおいてはとくに)
生きていく上で、お金は欠かせないものになっている。
そのような手段について少なくない数の人が少しだけでも考えて行動すれば、
その積み重ねはとても大きな力になるのではないかと思っている。
私たちが安さ至上主義で行く限り、
私たち自身も安い労働力で働くことにもつながる。
私たちの生活の基板となっているお金、経済の仕組みについて、
今一度見直してみるときなのではないかと思っている。
私は今まで”経済学”を勉強したことはなかったし、
特に意識したこともなかった。
正直、”経済”についてはわからないことばかり。
今年一年かけて、
人々の生活の中で、その消費の在り方を考えることで、
何か答えとまではいかないかもしれないが、
自分の納得する説明、道筋をたてたい。
漠然と、お金ってなんだろうなと考えていたところに、
「エンデの遺言」(NHK出版)本と出会った。
これはファンタジー作家として有名なドイツの作家ミヒャエル・エンデが晩年に、NHKの取材に対して提言したことがもととなったテレビ番組を本にしたもの。
私のなんとなくもやもやとしていたものの一部が、
この本のおかげで少しクリアになった気がした。
少しずつ読み解いていきたい。
お金のこと、経済のこと、社会のこと。
これからの私たちのこと。
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